本まぐろ、このお魚に魅了された方は数多くいるかと思います。
今回は、この本マグロの中でも養殖本マグロについてお話していきたいと思います。
実は、私たちが食べているマグロの80〜90パーセントが養殖本マグロであることはご存知でしたでしょうか。
1980年代、90年代頃にはまだまだ天然の本マグロが主流だったのだが、養殖技術が大きく進み、養殖本マグロの時代が到来したのです。今では、天然本マグロの流通の方が少なく我々が口にする本マグロのほとんどが養殖です。
本マグロの養殖の仕方は、まず、ヘリコプターと小船を搭載した大きな船で沖に出て、船の魚群探知機で群れを発見したら、上空からヘリで群れを確認し、本マグロであることに間違い無ければ小船が魚群を網で取り囲み行きたまま陸の近くまで移動させるのです。陸に到着した後は、生簀(いけす)と呼ばれる網でできた大きな丸い囲いに入れて、マグロに餌を与えながら半年から数年間大きく成長させていくのです。
本マグロの養殖は、世界の中でも限られた地域でしかできないのです。それは、技術の問題ではなく、本マグロの特性によるものである。
本マグロは、太平洋や地中海などの北半球の一部の水域で群れを成して回遊するのです。そして、その一部の水域でも、本マグロが陸からそれほど遠くなく、かつ、水面ギリギリまであがってくる場所は更に極限られた水域にしぼられるのです。
それらの水域は、日本近海、地中海、中米近海です。
次回は、更に掘り下げて養殖本マグロについて紹介していけたらと思います。お楽しみに♪
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